執筆者が語る、猫フォトエッセイ『バズにゃん』に込めた想い

『バズにゃん』はこんな人におすすめ

・猫好きさん
・読み応えのあるフォトエッセイが欲しい人
・癒されたい人
・SNSのバズに興味がある人

まさか自分が本を出版できるなんて…。2019年に『バズにゃん SNSでみんなを笑顔にした猫69匹の秘密がギュッ!』(ねこナビ/KADOKAWA)が発刊された時、そんな嬉しさで胸がいっぱいになった。

本作はねこ専門ウェブメディア「ねこナビにて築き上げてきた飼い主さんとの縁により生み出すことができた、猫のフォトエッセイ

飼い主さんたちの協力を頂きながら、Twitterでバズった60匹以上の猫さんたちのこれまでを綴らせていただいた感慨深い一冊だ。

見どころはココ!『バズにゃん』の内容

総勢60匹以上の猫たちのニャン生が知れる!

本作には2014年から2018年までの間に、Twitter上で特に話題を集めた猫たちの写真を掲載。

ホイップさん、ハマジさん、まっぷーちんさん、みかんとじろうさん家さん、どんぐりさんなどの人気猫飼いさんはもちろん、他にも総勢60匹以上ものバズ写真を「天使」「笑撃」「奇跡」「顔芸」の4ジャンルに分け、飼い主さんしか知らないマル秘エピソードと共に紹介している。

人気漫画家の描き下ろし作品が読める

本作には、人気漫画家さんが書き下ろした猫漫画も収録。

  • 『うちの猫がまた変なことしてる。』(卵山玉子/KADOKAWA)
  • 『拾い猫のモチャ』(にごたろ/KADOKAWA)
  • 『三毛猫ふうちゃんは子守猫』(おたべ/KADOKAW)
  • 『タレ目猫そむが可愛すぎるんじゃ~!』(きくまき/KADOKA)
終始、笑みがこぼれてしまうオリジナルストーリーは、ここでしか読めない。ぜひ、ほっこり&ニヤニヤしてみてほしい。

呼び鈴鳴らしで有名なべるる&ぶるるコンビも登場!

日本国内だけでなく、国外からも注目されている、べるるくんとぶるるくんは呼び鈴を鳴らしてごはんを要求するワザが話題になっている人気猫コンビ。

最近ではトリックショットのYouTube動画にも大きな反響が寄せられており、再生回数は200万回を超えている。

本作では、ふたりに行った呼び鈴鳴らしの教え方を丁寧に解説。

早食い防止&新しいコミュニケーション法にもなる呼び鈴鳴らし、ぜひとも愛猫にも教えてみてはいかがだろうか。

『バズにゃん』に込めた想いとは?

私は構想の段階から関わり、本作を共著したのだが、その際にこだわったのは文も楽しめるフォトエッセイにすることだった。

動物系のフォトエッセイは写真が多く、文が少ない傾向があると思う。けれど、「ねこナビ」で記事を執筆する中で飼い主さんの愛猫への強い想いに心を打たれることが多々あり、何度も泣き、笑い、心動かされてきた。

だから、飼い主さんの心もちゃんと詰め込んだ書籍にしたいと思った。

その子がどんなニャン生を歩み、どう愛され、生きているのかを伝えたい。そう強く思ったから、写真だけでなく文も楽しんでもらえる書籍になるよう、努力した。

本作は一般的なフォトエッセイと比べると文量が多い。ぜひ、そこから飼い主さんと愛猫たちのこれまでを感じ取ってもらい、自分の愛猫をより大切に思ってもらえたら嬉しい。

猫への想いを込めた「あとがき」

きっと、本をあとがきまでじっくりと読む人は少ないだろう。実際、私自身も普段、あとがきを飛ばしてしまうことがある。けれど、本作を手に取った方にはあとがきにも少し目を向けてもらえたら嬉しい

実は本作を執筆する中で、一番何を書こうか悩んだのがあとがきだった。どんな想いも自由に書けるページだからこそ、何を伝えたいだろう、何を届けたいだろうとすごく悩んだ。

そうやって自分の心と向き合った結果、出てきたのがこの世で生きるすべての猫の幸せを願いたいという素直な気持ち。だから、ラストページではできる限り、猫愛を綴らせてもらった。

限られた文字数、ページ数ではあるけれど心を思いっきり込めたページなので、ぜひ時間が許す時に目を通し、最後の1ページまで様々な人の猫愛を楽しんでもらえたら…と思う。

猫は私にとって、人生を変えてくれたかけがえのないパートナー。猫がいなかったら、私は生きてこれなかった。大げさではなく、心からそう思う。

これからも、1匹でも多くの猫ヒストリーを書いていきたい。生涯ねこライターとして生きる――。それは私の目標であり、夢だ。

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